ピグマリオンについて

〜 一生役に立つ『思考力』を育てます 〜


ピグマリオン学育とは、ピグマリオン学育研究所所長の伊藤恭が長年の教育指導の現場から、どんな学習方法が子どもたちの健全な成長を促し、思考力創造力、さらには”問題解決能力”を高めて、一生モノの力を身につけられるのかを考え、完成させた独自の教育体系です。

ピグマリオンの教育は、従来の受験を前提にした幼児教育で行われている詰め込みや暗記の「教える」「覚えさせる」学習法とは違い、子どもたちが自発的・自立的に「思考力」を身につけていくことを最重視しています。

そのため、学習教材もオリジナルです。子どもたちの脳や指先などの発達順序を考慮して練り上げた、他に類を見ないほどの充実したラインナップを揃えています。子どもたちの可能性を引き出すピグマリオンの学材群は、自発的・自立的な学習意欲を育み、人生に合格する能力を育てます。

1. 指先能力の育成

指先の調整能力が未発達な子どもは思考力や創造力が低く、新しい問題を解決しようという意欲が育ちにくいです。
片手だけで物を処理しようとする子どもは精神的・知的に自立しておらず、親の助けが必要です。
指先の能力を高めるためには両手を使った遊びが重要で、これにより目と手の協調や物事を完成させる経験が得られます。
正しく物事を理解し、行動するためには両手を使い、全ての能力を活用することが必要です。

2. 空間能力の育成

三次元空間の座標軸は上下・前後・左右です。
人間は視覚情報を二次元で捉え、頭の中で三次元に再構成しますが、この能力は後天的に発達するもので、訓練しないと育ちません。
従来の教育には空間把握能力の育成が含まれておらず、多くの大人はこの能力が低いままです。
また、空間把握能力がないと問題解決能力も育ちにくく、日常生活で物をなくしたり壊したりすることが増えます。
加減暗算や点描写が苦手な子どももこの能力が低いことが多いです。

三次元的な知性や思考力は人間関係を良好に保つためにも重要です。
空間把握能力を高めると、全教科の成績が向上し、子どもの視野が広がり性格も落ち着いてきます。
ピグマリオン学育では親子で学び、親も仕事の効率が上がることがあります。

3. 図形能力の育成

人それぞれ世界の捉え方は自由ですが、共通の認識を持つことが重要です。
ユークリッド幾何学は2000年以上前に確立され、現実を捉えるための最も現実的な方法として広く認識されています。
ピグマリオンでは、脳の発達が著しい幼児期(2~8歳)にユークリッド幾何学の基本を学ぶカリキュラムを構築しました。これは、図形能力がこの時期に育成されないと、その後の学習が難しくなるためです。
幼児期に図形能力をしっかり育てることが重要で、ピグマリオンの生徒はその結果、音楽の上達も速くなります。
学校教育では図形の学習は遅すぎ、思考回路に定着しにくいのです。

4. 言語能力の育成

本をたくさん読んでも、それだけでは言語能力は伸びません。
しかし、思考力を高めると、他者とのコミュニケーションを求めて自然に本を読み始めるようになります。この時、本当の言語能力が育つのです。
高い知性を育てるためには、高い言語能力が必要であり、そして高い言語能力は高い社会性を持つことにつながります。なぜなら、最も高い知性とは、社会性の獲得だからです。言語能力は、数学的思考力(空間・図形・数論理能力)の表現技術に過ぎません。
このような理由から、数学的思考力の高い子どもは国語の成績も良いのです。

5. 数論理能力の育成

数学的思考力は、空間位置把握能力・図形形態把握能力・数論理能力を総合した体系的能力で、現実を知的に理解するために重要です。この能力を身につけるには、子どもに多くの事実を楽しく提供し、数学的知性や思考力を育てる必要があります。これにより高い創造力が養われます。

数論理能力の育成は、1万までの数の認識と加減暗算能力の育成から始め、命数法・記数法をマスターすることが重要です。掛け算の意味を加減計算を使って理解させ、10の掛け算から順に3ケタ×1ケタまでを指導し、文章問題ができるようにします。これにより九九も簡単にマスターできます。

ピグマリオンの掛け算指導では、同時に割り算・面積・倍数約数も学べるため、その後の学習がスムーズになります。さらに、空間把握能力も育てるため、立体図形やグラフの学習もスムーズになります。

6. 思考・判断能力の育成

図形能力・空間能力・数論理能力を駆使しつつ、全体把握、構成把握、関係把握、消去法、比較法などを使って思考し、判断し、答えを創ります。

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